イドリブ県、アレッポ県、ラタキア県でのシャーム解放機構などとの戦闘でシリア軍兵士3人死亡(2023年12月11日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、新興のアル=カーイダ系組織のアンサール・タウヒードがシリア政府の支配下にあるミラージャ村、カウカバー村を砲撃した。

また、シャーム解放機構はジャッラーダ村近郊でシリア軍兵士2人を狙撃し、負傷させた。

これに対して、シリア軍はシャーム解放機構の支配下にあるザーウィヤ山地方のファッティーラ村、スフーフン村、フライフィル村、バーラ村を砲撃した。

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ラタキア県では、シリア人権監視団によると、クルド山地方のカッバーナ村一帯でシリア軍と「決戦」作戦司令室が砲撃戦を行った。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、、シリア軍がシャーム解放機構の支配下にあるカフル・アンマ村、カフル・タアール村を砲撃した。

これに対して、シャーム解放機構はヒルバト・ジャドラーヤー村近郊で、シリア軍兵士1人を狙撃し、殺害した。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、ムザイリーブ町で、治安機関に協力的な町長が正体不明の武装集団によって銃で撃たれて死亡した。

AFP, December 11, 2023、ANHA, December 11, 2023、‘Inab Baladi, December 11, 2023、Reuters, December 11, 2023、SANA, December 11, 2023、SOHR, December 11, 2023などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

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