ロシア軍がイドリブ県のイドリブ市、アリーハー市を爆撃(2023年12月18日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、「決戦」作戦司令室がザーウィヤ山地方にあるシリア軍の陣地などを砲撃、シリア軍兵士1人を殺害した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

「決戦」作戦司令室はまた、県南部のミラージャ村を砲撃した。

これに対して、シリア軍は、シャーム解放機構の支配下にある同地方のカンスフラ村、ファッティーラ村一帯、マアーッラト・ナアサーン村、マアーッラト・ウルヤー村を砲撃した。

一方、ロシア軍戦闘機複数機が、アリーハー市に近いムサイビーン村の複数ヵ所を燃料帰化爆弾で爆撃した。

ロシア軍はまた、イドリブ市東部郊外の紡績工場一帯を爆撃した。

この紡績工場は、シャーム解放機構が本部として使用していた施設。

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ラタキア県では、シリア人権監視団によると、シリア軍と「決戦」作戦司令室がクルド山地方のカッバーナ村一帯で砲撃戦を行った。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、シャーム解放機構がガーブ平原のシリア軍陣地を攻撃し、兵士1人を殺害した。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、ダルアー市とハッラーブ・シャフム村を結ぶ街道で、軍事情報局に協力していた中央委員会(元反体制武装集団メンバーを代表する組織)の幹部が正体不明の武装集団によって銃で撃たれて死亡した。

AFP, December 18, 2023、ANHA, December 18, 2023、‘Inab Baladi, December 18, 2023、Reuters, December 18, 2023、SANA, December 18, 2023、SOHR, December 18, 2023などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

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