シャーム解放機構のファトワー最高評議会議長を務めるアブドゥッラヒーム・アトゥーン(アブー・アブドゥッラー・シャーミー)師はテレグラム(https://t.me/abomuhammad2022/1334、https://t.me/abomuhammad2022/1335)を通じて、組織の「ナンバー3」と目されてきたアブー・アフマド・ズクール氏の粛清についての釈明を行った。
アトゥーン師はそのなかで、ズクール氏とシャーム解放機構の対立について、同氏が主張するような「権力や椅子(ポスト)」をめぐるものではなく、明白な金銭面での汚職と、一部諸外国のために不法潜入を行った問題にかかる治安上の疑惑に端を発していると述べた。
ズクール氏の粛清と前後して、アブー・ムハンマド・ジャウラーニー指導者が、2016年のイドリブ県アティマ村での爆破事件(民間人や自由シリア軍メンバー50人が死亡)、2017年のアレッポ県でのヌールッディーン・ザンキー運動のメンバーに対する爆破事件(70人以上が死亡)、米英などの諜報機関との内通などに関与していたとの音声データがインターネット上で拡散されたが、アトゥーン師はこれについても否定した。
AFP, December 22, 2023、ANHA, December 22, 2023、‘Inab Baladi, December 22, 2023、Reuters, December 22, 2023、SANA, December 22, 2023、SOHR, December 22, 2023などをもとに作成。
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