ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、イスラエル軍戦闘機がサイイダ・ザイナブ町郊外のシリア軍電子戦争局の近くにある2ヵ所の農場内のレバノンのヒズブッラーと「イランの民兵」の陣地2ヵ所をミサイルで攻撃した。
これにより、イラン・イスラーム革命防衛隊の上級顧問と見られる男性1人が死亡、4人が負傷した( シリア人権監視団は26日、ムーサヴィー氏のほかにも外国人2人とシリア人1人も死亡したと発表)。
攻撃はこの男性が農場に入ったところを狙って行われたという。
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この攻撃に関して、IRNA(12月25日付)は、イラン・イスラーム革命防衛隊のゴドス軍団が、首都ダマスカス近郊のザイナビーヤ地区(サイイダ・ザイナブ町一帯地域)に対するイスラエルの攻撃で殉教したシリアにおける抵抗枢軸の支援部隊の幹部顧問の1人レザー・ムーサヴィー氏に哀悼の意を示したと伝えた。
IRNA通信によると、ムーサヴィー氏はイラン・イスラーム革命防衛隊における古参の顧問の1人で、ガーセム・ソレイマーニー前ゴドス軍団司令官の同志の1人だったという。
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ホセイン・アクバリー駐シリア・イラン大使はこれに関して、ムーサヴィー氏が滞在していた住がミサイル3発の攻撃を受けたことを明らかにした。
アクバリー大使によると、ムーサヴィー氏は14時頃まで首都ダマスカスにあるイラン大使館の執務室におり、その後ザイナビーヤ地区の自宅に向い、同地区に入ったところを狙われたという。
RIAノーヴォスチ通信(12月25日付)が伝えた。
AFP, December 25, 2023、ANHA, December 25, 2023、‘Inab Baladi, December 25, 2023、IRNA, December 25, 2023、Reuters, December 25, 2023、RIA Novosti, December 25, 2023、SANA, December 25, 2023、SOHR, December 25, 2023、December 26, 2023などをもとに作成。
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