シリア人権監視団は、イスラエルのシリア領内に対する爆撃、ミサイル攻撃、砲撃などの侵犯行為が2023年の1年間で76回を記録したと発表した。
76回の侵犯のうち、51回が爆撃および戦闘機からのミサイル攻撃、25回が地上からの砲撃、ミサイル攻撃で、標的となったのは154ヵ所、軍関係者152人と民間人7が死亡、軍関係者154人と民間人複数が負傷したという。
死者の内訳は、「イランの民兵」の外国人メンバーが63人、シリア軍将兵が40人、レバノンのヒズブッラーのメンバーとシリア・ゴラン解放抵抗運動のメンバーが26人、「イランの民兵」のシリア人メンバーが14人、イラン・イスラーム革命防衛隊の顧問・メンバーが7人、パレスチナのイスラーム聖戦機構メンバーが2人、民間人7人(うち子供1人、女性2人)。
なお、同監視団によると、イスラエルの侵犯行為は2018年から激しさを増し、2020年には39回、2021年には29回、2022年には32回を記録していたという。
AFP, January 1, 2024、ANHA, January 1, 2024、‘Inab Baladi, January 1, 2024、Reuters, January 1, 2024、SANA, January 1, 2024、SOHR, January 1, 2024などをもとに作成。
(C)青山弘之 All rights reserved.
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