シリア人権監視団は、「イランの民兵」が2023年の1年間にシリア領内の米軍基地に対して行った攻撃が70回、米軍とイスラエル軍の「イランの民兵」に対する攻撃が89回を記録したと発表(2024年1月2日)

シリア人権監視団は、「イランの民兵」が2023年の1年間にシリア領内に違法に設置されている米軍(有志連合)の基地に対して無人航空機(ドローン)やロケット弾で行った攻撃が70回に達したのに対して、米軍(有志連合)とイスラエル軍の「イランの民兵」に対する爆撃や砲撃の回数が89回を記録し、シリア国内で死亡した「イランの民兵」の死者が266人に及んだと発表した。

266人の内訳は以下の通り:

  • イスラエル軍の攻撃によって死亡したイラク人やイラン人といった外国人:72人
  • ダーイシュ(イスラーム国)によって殺害されたシリア人および外国人:63人
  • イスラエル軍の攻撃によって死亡したシリア人および外国人:41人
  • イスラエル軍の攻撃によって死亡したレバノンのヒズブッラーのメンバーとシリア・ゴラン解放抵抗運動のメンバー:26人
  • 椅子られる軍の攻撃によって死亡したシリア人:14人
  • 暗殺による死者:18人
  • 爆発による死者:13人
  • 内紛による死者:8人
  • 緊張緩和地帯(イドリブ県中北部一帯)での砲撃などによる死者:8人
  • ダルアー県での治安混乱による死者:3人

AFP, January 2, 2024、ANHA, January 2, 2024、‘Inab Baladi, January 2, 2024、Reuters, January 2, 2024、SANA, January 2, 2024、SOHR, January 2, 2024などをもとに作成。

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