ヒズブッラーが主導するレバノン・イスラーム抵抗のイスラエル北部への攻撃でイスラエル人2人死亡、兵士5人負傷(2024年1月14日)

レバノン・イスラーム抵抗はテレグラムの公式アカウント(https://t.me/mmirleb)で、1月14日の戦果について以下の通り発表した。

東部地区

午前10時30分、マルジュ陣地に集結するイスラエル軍部隊をミサイルで攻撃し、調節の損害を与えた。

午前12時00分、メトゥラ町一帯の最新スパイ設備を狙撃部隊が攻撃し、直接の損害を与える。

午前12時42分、ユヴァル(キブツ)に駐留する部隊を攻撃し、兵士多数を殺傷。

午後2時00分、アースィー陣地を攻撃し、直接の損害を与える。

西部地区

午前10時00分、ヒルバト・マーイル基地の砲台をミサイルで攻撃し、直接の損害を与える。

午前12時30分、リーシャー池陣地を攻撃し、直接の損害を与える。

午前12時30分、マルワヒーン村上空に飛来したイスラエル軍ヘリコプターを迎撃し、撃墜。

午後1時00分、ハドブ・ブスターン陣地一帯に集結するイスラエル軍部隊をミサイルで攻撃し、直接の損害を与える。

**

イスラエル軍はテレグラムの公式アカウント(https://t.me/idfofficial)を通じて以下の通り発表した。

午前5時29分、ドブ山を巡回中のイスラエル軍部隊が今夜早く、レバノン領内からテロ細胞が越境し、イスラエル軍に発砲したことを確認、イスラエル軍が応戦、砲撃などを行い、テロリスト4人を殺害した。夜間、レバノンからミスガブ・アム(キブツ)、ゴレン入植地に多数の砲撃があり、砲弾が空地に着弾。またザーリット入植地、ショメラ入植地、ユヴァル入植地が多数の対戦車ミサイルの攻撃を受け、ユヴァル入植地では、住居1棟が被弾し、イスラエル人多数が被害を受けた。先ほど、イスラエル軍ジェット戦闘機複数機がレバノン領内のヒズブッラーのテロ・インフラ、軍事標的を攻撃。

午後4時1分、イスラエル軍部隊が夜間、ドブ山を巡回し、レバノンから潜入したテロリスト3人に遭遇、撃ち合いとなり、テロリストを殺害。この戦闘でイスラエル軍兵士5人が負傷した。

午後9時39分、イスラエル軍ジェット戦闘機複数機がレバノン領内のヒズブッラーのテロ・インフラ、作戦拠点への攻撃を完了、午後にもヒズブッラーのテロ・インフラなどを攻撃した。

**

ナハールネット(1月14日付)によると、ユヴァル(キブツ)へのヒズブッラーの対戦車ミサイルによる攻撃で、民家が被弾、民間人2人が死亡した。

AFP, January 14, 2024、ANHA, January 14, 2024、‘Inab Baladi, January 14, 2024、Naharnet, Januaru 14, 2014、Qanat al-Manar, January 14, 2014、Reuters, January 14, 2024、SANA, January 14, 2024、SOHR, January 14, 2024などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

SyriaArabSpring

Recent Posts