ANHA(1月15日付)によると、トルコ軍は前日に続いてシリア政府と北・東シリア地域民主自治局の共同支配下にあるハサカ県、アレッポ県各所を無人航空機(ドローン)などで激しく攻撃した。
トルコ軍の標的となった市町村、施設は以下の通り。
**
ハサカ県
ダルバースィーヤ市西のウタイシャーン村にあるダルーファーン結婚式場、ウンム・カイフ村の穀物サイロが砲撃を受ける。
ダルバースィーヤ市の変電所がドローンの爆撃を受け、従業員1人が負傷
カーミシュリー市北部環状地帯にある変電所を前日に続いて砲撃を受ける。
カーミシュリー市の変電所はドローンによる攻撃を再び受ける。
カーミシュリー市の工業地区にある建物、中心街にある住居、市東部の住居が砲撃を受ける
カーミシュリー市内にある内務治安部隊(アサーイシュ)の拠点が2度にわたって砲撃を受ける。
ルマイラーン町の油田メンテナンス用倉庫、発電所をドローンが爆撃を受ける。
アブー・ラースィーン(ザルカーン)町近郊のタッル・ワルド村、ルバイアート村、ムハルマラ村、ダーダー・アブダール村、ブービー村、タッル・ハルマル村、アサディーヤ村が砲撃を受ける。
カフターニーヤ(ディルベ・スピーイェ)市にある石油精製施設、変電所、同市南の油田地帯が3度にわたってドローン複数機などの攻撃を受ける。
マーリキーヤ(ダイリーク)市近郊のシャラクー村近くにあるアサーイシュの検問所、カルバーラート村、スワイディーヤ・ガス工場が砲撃を受ける。
SANA(1月15日付)によると、爆撃でスワイディーヤ発電所が利用不能となった。
アレッポ県
アイン・アラブ(コバネ)市西の上シャイフラル村、ズール・マガール村、アフマド・ムニール農場が砲撃を受ける。
これに対して、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍はタッル・リフアト市近郊のスーガーニカ村一帯でトルコ軍のドローン1機を撃墜した。
**
ANHA(1月16日付)によると、13日から15日までの3日間に80ヵ所がトルコ軍の爆撃・砲撃を受けた。
また、シリア人権監視団によると、トルコ軍は3日間で19の重要施設に対して53回の爆撃を実施し、インフラを破壊した。
AFP, January 15, 2024、ANHA, January 15, 2024、January 16, 2024、‘Inab Baladi, January 15, 2024、Reuters, January 15, 2024、SANA, January 15, 2024、SOHR, January 15, 2024、January 16, 2024などをもとに作成。
(C)青山弘之 All rights reserved.
ロシア当事者和解調整センターの…
イラク・イスラーム抵抗は午前5…
米財務省は声明を出し、外国資産…
国連難民高等弁務官事務所(UN…