国防省はフェイスブックの公式アカウント(https://www.facebook.com/mod.gov.sy/)を通じて声明を出し、午前10時20分頃、イスラエル軍が占領下のゴラン高原方面から首都ダマスカスのマッザ区にある住宅1棟を狙って爆撃を行い、シリア軍防空部隊が迎撃、ミサイルの一部を撃破したものの、民間人多数が死傷、標的となった住宅が全壊、近隣の建物が損害を受けたと発表した。
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これに関して、SANA(1月20日付)は、爆撃によってイラン人顧問を含む多数が死亡したと伝えた。
また、日刊紙『ワタン』はテレグラムを通じて、標的となったのが4階建ての集合住宅が全壊し、初期情報によると犠牲者が出たと伝えた。
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シリア人権監視団によると、マッザ区西部のマッザ・ヴィーラート地区(西ヴィーラート地区)のムハンマディー・モスク脇の住宅が爆撃を受けたとしたうえで、イラン・イスラーム革命防衛隊の幹部3人を含むイラン人5人、「イランの民兵」と契約しているシリア人3人、イラク人1人、レバノン人1人が死亡したと発表した( シリア人権監視団によると、その後(21日)死者は、イラン・イスラーム革命防衛隊の幹部3人を含むイラン人5人、「イランの民兵」と契約しているシリア人3人、レバノン人2人、イラク人1人、シリア人民間人1人の13人となった )。
またマッザ区には、イラン・イスラーム革命防衛隊、パレスチナのイスラーム聖戦機構、レバノンのヒズブッラーの幹部が居住しているとしたうえで、爆撃が行われた際、標的となった住宅では、イラン・イスラーム革命防衛隊の幹部と、イランに近いパレスチナ諸派の幹部の会合が行われていたと発表した。
AFP, January 20, 2024、ANHA, January 20, 2024、‘Inab Baladi, January 20, 2024、Reuters, January 20, 2024、SANA, January 20, 2024、SOHR, January 20, 2024、January 21, 2024などをもとに作成。
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