アレッポ県では、アラブ・クルド諸部族がタッル・アラン町のハーワール・サロンで、北・東シリア地域民主自治局が12月13日に発効した「社会契約」についての分析対話シンポジウムを開催した。
住民ら多数が出席したシンポジウムにおいて、アフリーン市の名士の1人のカマール・ハイダル・アール・アンムー氏は、「社会契約」の背後にはシリア北部やジャズィーラ地方の統治の現状を押し付けようとする分離主義グループの意図があると批判、シリアの国家としての統一や主権に脅威を与えるこうした計画に国民レベルで対処する必要があると述べた。
また、マンビジュ市の部族の名士・部族長の1人イブラーヒーム・バックーリー氏は、分離主義者が米国の支援を受けて、現在の国際情勢や地域情勢に常時、分離主義的な計画を「社会契約」によって拡大しようとしていると批判した。
アラブ部族の名士の1人ファイサル・シャッラーシュ氏は、アラブ人部族とクルド人部族の共生を主唱、占領からの領土解放、シオニストと米国による分離主義的計略伸長の拒否を訴えた。
アイン・アラブ市住民のムスラト・ハナフィー氏は、アラブ人部族とクルド人部族の共存の歴史を述べ、外国の分離主義的アジェンダの拒否を求めた。
タッル・ハースィル村のクルド人部族の名士の1人アーガー・ハサン・ハムキー氏は、分離主義民兵(人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍のこと)が「社会契約」を通じて住民の分断を図ろうとしていると批判した。
教育指導者のスィハーム・ムスタファー女史は、クルド人部族とアラブ人部族の双方に対して、憲法順守を呼びかけた。
SANA(1月21日付)が伝えた。
AFP, January 20, 2024、ANHA, January 20, 2024、‘Inab Baladi, January 20, 2024、Reuters, January 20, 2024、SANA, January 20, 2024、SOHR, January 20, 2024などをもとに作成。
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