ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、「イランの民兵」がダイル・ザウル民政評議会(北・東シリア地域民主自治局)の支配下にあるユーフラテス川東岸CONOCOガス田に違法に設置されている米軍基地を狙ってロケット弾2発を発射した。
これに対して、米軍(有志連合)は、ロケット弾が発射された地域を砲撃、シリア政府の支配下にある西岸のダイル・ザウル市のバアス前衛キャンプの青年寮近くに砲弾3発が着弾した。
「イランの民兵」も応戦し、CONOCOガス田の米軍基地一帯を再び、ロケット弾で攻撃、米軍が迎撃を試みるなか、砲弾15発以上が同地に着弾した。
米軍は「イランの民兵」による2度目の砲撃を受けて、東岸のフシャーム町一帯の「イランの民兵」の陣地複数ヵ所、ロケット弾発射拠点複数ヵ所を砲撃した。
一連の戦闘に関して、イラク・イスラーム抵抗は午後5時35分、テレグラムのアカウントを通じて声明を出し、ガザ地区に対するイスラエルの攻撃への報復として、ダイル・ザウル県のCONOCOガス田の米軍基地をロケット弾2発で攻撃したと発表した。
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ハサカ県では、シリア人権監視団によると、米主導の有志連合の貨物車輌など34輌からなる車列がイラクとの国境に違法に設置されているワリード国境通行所(スワイディーヤ国境通行所)からシリア領内に新たに進入し、カスラク村の米軍基地に向かった。
一方、「イランの民兵」は、ハッラーブ・ジール村の米軍基地(農業用空港)を狙ってロケット弾1発を発射した。
AFP, January 22, 2024、ANHA, January 22, 2024、‘Inab Baladi, January 22, 2024、Reuters, January 22, 2024、SANA, January 22, 2024、SOHR, January 22, 2024などをもとに作成。
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