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米中央軍(CENTCOM)はイラクで人民動員隊所属のヒズブッラー大隊関連施設をドローンで爆撃する一方、イエメンのフーシー派と交戦(2024年1月24日)

米中央軍(CENTCOM)は午前1時8分、X(旧ツイッター)のアカウント(https://twitter.com/CENTCOM/)を通じて声明を出し、1月20日にイラクのアンバール県にあるアイン・アサド米軍基地に対してイラク人民動員隊に所属するヒズブッラー大隊が行った攻撃への報復として、CENTCOMが現地時間の24日午前12時15分、イランの支援を受けるヒズブッラー大隊などが使用する施設3ヵ所を攻撃型無人航空機(ドローン)で攻撃したと発表した。

声明によると、標的としたのは、ヒズブッラー大隊の指揮所、貯蔵施設、ロケット弾・砲撃・ドローンのための教練所。

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CENTCOMはまた、午前5時42分に別の声明を出し、現地時間の24日午前2時30分頃、フーシー派の支配下にあるイエメン領内で発射の準備がなされていたミサイル2基を攻撃、これを破壊したと発表した。

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さらに午後8時13分にも声明を出し、現地時間の午後2時頃、フーシー派がイエメン国内の支配地域から、アデン湾を通過中の米国船籍のコンテナ船M/Vマースク・デトロイトに向けて対艦弾道ミサイル3発を発射したと発表した。
発射されたミサイル3発のうち1発は海に着弾、2発は米海軍USSグレイブリー(DDG 107)が撃破した。
負傷者は損傷は報告されていないという。

AFP, January 24, 2024、ANHA, January 24, 2024、‘Inab Baladi, January 24, 2024、Reuters, January 24, 2024、SANA, January 24, 2024、SOHR, January 24, 2024などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

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