ダルアー県では、SANA(1月28日付)によると、関係当局がナワー市でダーイシュ(イスラーム国)のアジトに対する治安作戦を実施し、ハウラーン地方のワーリー(総督)/アミール(司令官)を名乗るウサーマ・アズィーズ・アブー・ライス容疑者(通称ビ・シャーイブ)、護衛のアワド・ウワイド・アブー・アフマド・クサイバ、ダマスカス郊外県ハジャル・アスワド市出身のズクールを名乗る人物とその子供3人を含むダーイシュの幹部メンバー8人を殲滅した。
これに関して、シリア人権監視団は、ダーイシュに属すと見られるグループとの地元の武装集団のメンバー3人が死亡、6人が負傷、シリア軍第5軍団所属の第8旅団が地元の武装集団や中央委員会(元反体制武装集団メンバーを代表する組織)とともにブスラー・シャーム市からナワー市に応援に駆けつけて、ダーイシュと激しく交戦、幹部司令官1人を含む8人を殺害したと発表していた。
HFL(1月28日付)によると、なお、ウサーマ・アズィーズ・アブー・ライス容疑者は、ダルアー県シャジャラ町出身で、アミール/ワーリーとして2018年までヤルムーク渓谷で活動、その後ダーイシュのスリーパーセル間の連携を構築する活動を再開していたという。
AFP, January 28, 2024、ANHA, January 28, 2024、HFL, January 28, 2024、‘Inab Baladi, January 28, 2024、Reuters, January 28, 2024、SANA, January 28, 2024、SOHR, January 28, 2024などをもとに作成。
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