ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団などによると、北・東シリア地域民主自治局(ダイル・ザウル地区)の支配下にあるウマル油田に違法に設置されている米軍基地で激しい爆発が複数回発生した。
RIAノーヴォスチ通信(12月1日付)が地元情報筋の話として伝えたところによると、攻撃は無人航空機(ドローン)1機によるもので、関係者によると、基地の敷地内で3回の爆発音が聞こえたという。
シリア人権監視団も、爆発が「イラク人の民兵」(「イランの民兵」)が発進させたドローン1機によるもので、基地に駐留する米軍が地対地ミサイルで迎撃したと発表した。
なお、これに関して、イラク・イスラーム抵抗も、同組織を主導するイラク人民動員隊のヒズブッラー大隊も、関与を認める声明を出していない。
一方、貨物車輛6輌からなる「イランの民兵」の車列が、ユーフラテス川西岸のブーカマール国境通行所(カーイム国境通行所)南東のハリー村に非公式に開設されている国境通行所(鉄道通行所)を通ってイラクからシリア領内に入った。
これと関連して、米軍のヘリコプター複数機がユーフラテス川河畔一帯を低空で飛行、ブーカマール市で爆発音が複数回確認された。
車列はダイル・ザウル市方面に向かった。
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ハサカ県では、シリア人権監視団によると、北・東シリア地域民主自治局の支配下にあり、米軍が違法に基地を設置しているハッラーブ・ジール村の農業用空港に、輸送機1機が軍装備品や兵站物資を輸送した。
AFP, February 1, 2024、ANHA, February 1, 2024、‘Inab Baladi, February 1, 2024、Reuters, February 1, 2024、RIA Novosti, February 1, 2024、SANA, February 1, 2024、SOHR, February 1, 2024などをもとに作成。
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