ダイル・ザウル県で「イランの民兵」の武器弾薬庫などが米軍によると見られる爆撃を受ける(2024年2月12日)

ダイル・ザウル県では、ANHA(2月12日付)が複数筋からの情報として伝えたところによると、シリア政府の支配下にあるマヤーディーン市近郊のシブリー村にある「イランの民兵」の武器弾薬庫など複数ヵ所が、米軍によると見られる爆撃を受けた。

これらの武器弾薬庫に貯蔵されていた物資は数日前に別の場所に移動されていたという。

シリア人権監視団によると、爆撃を行ったのは無人航空機(ドローン)複数機。

イラン・イスラーム革命防衛隊に所属する「イマーム・サーディクの民兵」が使用するシブリー村の農場1ヵ所、同防衛隊が教練のために使用していた施設、マヤーディーン市近郊の砂漠地帯にあるアイン・アリー廟に至る道路に設置されているロケット弾砲台でトレーラーなどが狙われ、トレーラーの運転手が死亡した。

イマーム・アリー廟は、シリア軍と「イランの民兵」がダーイシュ(イスラーム国)との戦闘の末に2017年に制圧したマヤーディーン市近郊の泉(アイン・アリー)に建設したモスク廟。

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、シーア派聖地巡礼者を乗せた大型バス6台が、ブーカマール国境通行所(イラク側はカーイム国境通行所)を経由してシリア領内に入り、首都ダマスカス方面に向かった。

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ハサカ県では、シリア人権監視団によると、北・東シリア地域民主自治局の支配下にあり、米軍が違法に基地を設置しているハッラーブ・ジール村の農業用空港に、輸送機1機が軍装備品や兵站物資を輸送した。

AFP, February 12, 2024、ANHA, February 12, 2024、‘Inab Baladi, February 12, 2024、Reuters, February 12, 2024、SANA, February 12, 2024、SOHR, February 12, 2024などをもとに作成。

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