「決戦」作戦司令室がイドリブ県とアレッポ県でシリア軍兵士2人を殺害する一方、シリア軍の自爆型ドローン2機がアレッポ県カフル・アンマ村一帯でシャーム解放機構の車などを攻撃(2024年2月13日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、「決戦」作戦司令室がシリア政府の支配下にあるルワイハ村一帯を砲撃し、シリア軍士官2人と兵士多数が負傷した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、「決戦」作戦司令室がシリア政府の支配下にある第46中隊基地近くでシリア軍兵士1人を狙撃し、殺害した。

一方、シリア軍の自爆型無人航空機(ドローン)2機がシャーム解放機構の支配下にあるカフル・アンマ村一帯で同機構の車などを攻撃、これにより5人が負傷した。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、サナマイン市で地元の武装集団どうしが口論の末に撃ち合いとなり、1人が死亡した。

また、ダルアー市ダルアー・バラド地区にあるモスクで、シリア政府との和解に応じ、湾岸諸国から帰国後にシリア軍第4師団傘下の身元民兵に従軍していた男性1人が正体不明の武装集団に銃で撃たれて死亡した。

AFP, February 13, 2024、ANHA, February 13, 2024、‘Inab Baladi, February 13, 2024、Reuters, February 13, 2024、SANA, February 13, 2024、SOHR, February 13, 2024などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

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