ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、「イランの民兵」が北・東シリア地域民主自治局(ダイル・ザウル地区)の支配下にあるウマル油田近くに違法に設置されている「グリーン・ヴィレッジ」基地を多数のロケット弾で攻撃、ロケット弾の一部が基地に着弾した。
これと前後して、米主導の有志連合がシリア政府の支配下にあるマヤーディーン市近郊の砂漠地帯にあるアイン・アリー廟一帯を爆撃、複数回の爆発音が確認された。
また、ウマル油田の米軍基地もマヤーディーン市やアイン・アリー廟一帯をミサイルで攻撃、それによる爆発音が少なくとも3回確認された。
イマーム・アリー廟は、シリア軍と「イランの民兵」がダーイシュ(イスラーム国)との戦闘の末に2017年に制圧したマヤーディーン市近郊の泉(アイン・アリー)に建設したモスク廟。
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RIAノーヴォスチ通信(2月13日付)が地元情報筋の話として伝えたところによると、ウマル基地の米軍基地が1時間以内に3回の攻撃を受けた。
1回目の攻撃はロケット弾2発、2回目の攻撃は3発で、米軍の防空システムは迎撃に失敗、さらに3回目の攻撃では10発以上のロケット弾が発射し、着弾、火災が発生したという。
AFP, February 13, 2024、ANHA, February 13, 2024、‘Inab Baladi, February 13, 2024、Reuters, February 13, 2024、RIA Novosti, February 13, 2024、SANA, February 13, 2024、SOHR, February 13, 2024などをもとに作成。
(C)青山弘之 All rights reserved.
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