シリア革命反体制勢力国民連立のルワイユ・サーフィー報道官は、カナダのテレビ局のインタビューに対し、「穏健な反体制派がアサドを負かすことができるという(バラク・オバマ米大統領)の言葉は非現実的で、実現不可能な政治的幻想だ…。こうした発言は、オバマ政権が東アラブ地域における政治・人道状況の混乱を阻止できないことを隠蔽し、ワシントンDC、西側およびアラブ諸国の政府から…の批判を逃れるためのものだ」と批判した。
またサーフィー報道官は「反体制勢力は2013年秋には体制を打倒する寸前だった。しかしオバマ政権は、シリア政府の化学兵器使用を受けた攻撃を取り下げ、レバノンとイラクからやってくる宗派主義的民兵を通じてイランがあからさまな干渉を行うことを許してしまった」と主張した。
『ハヤート』(6月23日付)が伝えた。
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SLN(6月22日付)によると、ダマスカス郊外県カラムーン地方一帯で活動を続ける反体制武装集団がビデオ声明を出し、「カラムーン作戦司令室」を結成すると発表した。
カラムーン作戦司令室に参加した武装集団は以下の通り:
カラムーン自由人旅団
ムハンマドの鷹大隊
フーシュ・アラブ殉教者大隊
ムウタスィム大隊
カラムーンの男たち
ワファー大隊
カシオン自由人大隊
サーディキーン大隊
ナバク殉教者大隊
ムジャーヒディーンの民旅団
アジュナード・シャーム旅団
ヌール大隊
殉教者ムハンマド・ムハンマド大隊
殉教者ズィヤード・ナディーム大隊
殉教者アイユーブ・ザーヒル大隊
殉教者ムハンマド・イーサー少尉大隊
特殊任務大隊
突撃大隊
補給中隊
イブン・ワリード特殊任務大隊
ジュンド・ファールーク大隊
革命の火山大隊
ヤブルード自由人大隊
ファールーク末裔大隊
スバーア・ジャルド大隊
ウワイス・カルニー大隊
ムヒーブ大隊
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クッルナー・シュラカー(6月22日付)などによると、ハマー市北部で活動を続ける反体制武装集団10組織が「解放の戦い」を開始すると宣言、カフルヌブーダ町周辺の軍検問所などを攻撃し、軍、国防隊、人民諸委員会の兵站路を寸断すると脅迫した。
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シリア革命反体制勢力国民連立は21、22日にイスタンブールで政治委員会会合を開き、7月6日に任期終了となるアフマド・ウワイヤーン・ジャルバー議長の後任を選出するための総合委員会を7月4~6日に開催することを決定した。
クッルナー・シュラカー(6月23日付)が伝えた。
AFP, June 22, 2014、AP, June 22, 2014、ARA News, June 22, 2014、Champress, June 22, 2014、al-Hayat, June 23, 2014、Kull-na Shuraka’, June 22, 2014、June 23, 2014、al-Mada Press, June 22, 2014、Naharnet, June 22, 2014、NNA, June 22, 2014、Reuters, June 22, 2014、SANA, June 22, 2014、SLN, June 22, 2014、UPI, June 22, 2014などをもとに作成。
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