イエメンのアンサール・アッラー(フーシー派)のヤフヤー・サリーア報道官は午後7時46分、X(旧ツイッター)のアカウント(https://twitter.com/army21ye)を通じて声明を出し、ガザ地区のパレスチナ人を支援し、米英軍のイエメンへの攻撃に報復するため、空軍部隊が紅海とアラビア海で米軍の艦船多数と、イスラエルのエイラート(占領下パレスチナのウンム・ラシュラーシュ)の機微な拠点複数ヵ所を複数の無人航空機(ドローン)で攻撃したと発表した。
サリーア報道官はまた同じ声明のなかで、アデン湾でイスラエルの船舶MSCシルバーを多数の対艦ミサイルで攻撃したと付言した。
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米中央軍(CENTCOM)は午後9時19分にX(旧ツイッター)のアカウント(https://twitter.com/CENTCOM/)を通じて声明を出し、現地時間の19日から20日早朝までのイエメンおよびアデン湾でのフーシー派とCENTCOMの交戦状況の詳細を明らかにした。
内容は以下の通り:
2月19日午後12時30分から午後1時50分にかけて、イエメンのフーシー派支配地域からギリシャ船籍、米国所有の穀物運搬船M/Vシー・チャンピオンに向けて2発の対艦弾道ミサイル(ASBM)が発射され、軽微な損傷が生じた。負傷者はなく、船舶はアデンに向けて航行を続けた。
午後5時頃、CENCTOMがイエメンのフーシ派支配地域で地対空ミサイル発射装置を発見、これを破壊した。
午後6時40分、対艦弾道ミサイル1発が発射されたが、商船、艦船などへの影響はなかった。
午後7時20分、片道攻撃無人航空機(ドローン)が、マーシャル諸島船籍、米国所有の貨物船M/Vナヴィス・ホルトゥナを攻撃、軽度の損傷が生じたが、負傷者なかった。船はイタリアに向けて航行を続けた。
午後8時15分、CENTCOMはイエメン西部で紅海の発進の準備をしていた片道攻撃ドローン1機を破壊した。
2月19日午後8時から2月20日午後12時30分までの間、米国と連合軍の航空機と軍艦が紅海とアデン湾で片道攻撃ドローン10機を撃墜した。
さらに、2月20日午後12時30分、米海軍USSラブーン(DDG58)は対艦巡航ミサイル(ASCM)1発の接近を確認、これを撃墜。
AFP, February 20, 2024、ANHA, February 20, 2024、‘Inab Baladi, February 20, 2024、Reuters, February 20, 2024、SANA, February 20, 2024、SOHR, February 20, 2024などをもとに作成。
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