シリア人権監視団、イナブ・バラディー(3月15日付)によると、シャーム解放機構の支配下にあるイドリブ県のイドリブ市のサブア・バフラート広場で、「シリア革命」開始13周年に合わせて大規模なデモが行われ、体制打倒、自由、変革、避難民帰還、逮捕者釈放、革命継続が訴えられた。
会場のステージには、3月12日のイドリブ県でのシャーム解放機構のアブー・ムハンマド・ジャウラーニー指導者とシリア救国内閣、シューラー総評議会の幹部らによる会合で掲げられた「革命はすべてのシリア人のために」という大きな横断幕が貼られた。
デモ参加者らは、サブア・バフラート広場に設置された会場に集まり、「天国だ、我らが祖国よ」、「よろしい、では、我々は戻る」、「自由…自由」、「屈辱ではなく、死を」などといったシュプレヒコールを連呼した。
一方、イドリブ市の時計広場前、ビンニシュ市、マアッラトミスリーン市、ダイル・ハッサーン村、アリーハー市、アレッポ県のダーラト・イッザ市、アターリブ市、タフタナーズ市、バービカ村では、体制打倒だけでなく、シャーム解放機構に反対するデモが行われ、参加者らはアブー・ムハンマド・ジャウラーニー指導者の打倒、ジャウラーニー打倒、不義、専制、意思決定独占の停止などを訴え、「犯罪者アサド、犯罪者ジャウラーニーの打倒」を訴えるプラカードを掲げ、シュプレヒコールを連呼した。
これを受け、シャーム解放機構の総合治安機関は各地のモスクに展開し、厳戒態勢を敷いた。
AFP, March 15, 2024、ANHA, March 15, 2024、‘Inab Baladi, March 15, 2024、Reuters, March 15, 2024、SANA, March 15, 2024、SOHR, March 15, 2024などをもとに作成。
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