シャーム解放機構の支配下にあるイドリブ県サルマダー市で、コーラン学習用に設営されていたテントに穀物庫の壁が崩れ落ち、テントのなかにいた子供13人が死傷(2024年3月18日)

イドリブ県では、ホワイト・ヘルメット(https://www.facebook.com/SyriaCivilDefense)によると、シャーム解放機構の支配下にあるサルマダー市で、コーラン学習用に設営されていたテントに、大雨の重さに耐えられなくなった穀物庫の壁が崩れ落ち、テントのなかにいた子供5人が死亡、8人が負傷した。

一方、シリア人権監視団が19日に発表したところによると、子供6人が死亡、7人が負傷した。


シリア人権監視団によると、イドリブ県の農村地域には、コーランを暗記するためのセンターや専門学校が多くあり、子供たちが通っている。

これらの施設は、同地で活動する組織や団体によって運営されているものもあれば、寄付によって運営されているものもある。

AFP, March 19, 2024、ANHA, March 19, 2024、‘Inab Baladi, March 19, 2024、Reuters, March 19, 2024、SANA, March 19, 2024、SOHR, March 19, 2024などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

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