ロシアのワシーリー・ネヴェンジャ国連大使は、国連安保理会合で、イスラエルによるシリアへの攻撃が、シリアとその近隣諸国を全面的対立に引き込む可能性があるとし、これを非難した。
ネヴェンジャ大使は以下の通り述べた。
我々は、ブルーライン(停戦ライン)地帯を含むシリア領内の民間の標的に対するイスラエルの爆撃の激化をとくに懸念している。このような無責任な行動は、シリアと多くの近隣諸国の双方を本格的な域内対立に引き込む危険を伴う。
我々は、シリアの領土に対するこうした攻撃を強く非難する。我々は、それらが国家の主権と国際法の基本的規範に対する重大な違反であるとみなしている。
一方、ネヴェンジャ大使は、米国が、シリア領内でのダーイシュ(イスラーム国)に対するロシアの戦いを阻止する一方、反体制過激派を自らの目的のために利用していると非難した。
彼は以下の通り述べた。
米国は、実際にアラブ諸国でのダーイシュに対する戦いを阻止し、彼らが育てた過激派を、シリア軍に対する破壊活動など、自分たちの必要のためだけに利用してきた。
RIAノーヴォスチ通信(3月21日付)が伝えた。
RIA Novosti, March 21, 2024をもとに作成。
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