アサド大統領はロシアのヴラジーミル・プーチン大統領に弔電を送り、22日にロシアの首都モスクワ近郊のクロッカス市庁舎の大ホールでの銃乱射事件で死傷者が出たことに遺憾の意を示すとともに、犠牲者の家族にお見舞いの言葉を送った。
アサド大統領はまた、事件を「卑劣なテロ攻撃」と断じてこれを非難、無辜の民間人を狙ったこうした行為が、「ロシア国民をその原則や、主権と自決を遵守しようとする姿勢から逸脱させることがまったく不可能であることを示しており、ネオナチとその支援者がドンバスでの特別軍事作戦で痛ましい敗北を被ったこととつながりがある」と主張、ウクライナや西側諸国を暗に非難した。
アサド大統領はその後、プーチン大統領と電話会談を行い、自身とシリア国民の名のもとに、ロシアの指導部と国民に対して哀悼の意を示すとともに、ロシアによるテロおよびテロリストとの戦いを支援すると伝えた。
アサド大統領は会談で以下の通り伝えた。
ロシアがテロに晒されるのは、歴史を通じて今回が初めてではないが、その都度勝利を収めてきた。
モスクワでの今回のテロ攻撃は、テロ行為がテロリストを完全に抹殺することなくしては止まないことを示している。
ダーイシュ(イスラーム国)はナチズムと双子関係にあり、その精神的な父は一つだ。
ロシア全国民の心の痛みがどれほどのものであるかを知っている。だが、ロシアがこの試練において勝利を収めることを信じている。我々シリアは、あなた方の勝利を待っている。なぜなら、我々もテロに苦しんでいるからだ。テロとナチズムへの勝利は、テロリストがもたらした被害を補償することになる。
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フサイン・アルヌース首相は、ロシアのミハイル・ミシュスチン首相に弔電を送り、22日にロシアの首都モスクワ近郊のクロッカス市庁舎の大ホールでの銃乱射事件を犠牲者に哀悼の意を示すとともに、もっとも厳しい評点で卑劣なテロ行為を非難、国際テロに対峙するロシア政府との協力を強化すると表明した。
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ハンムーダ・サッバーグ人民議会議長は、ロシアのヴャチェスラフ・ヴォロージン連邦国家院(ドゥーマ)議長とワレンチナ・マトヴィエンコ連邦院議長に書簡を送り、22日にロシアの首都モスクワ近郊のクロッカス市庁舎の大ホールでの銃乱射事件を犠牲者哀悼の意を示すとともに、負傷者にお見舞いを伝え、テロ行為を非難、ロシアの遺族らと連帯すると表明した。
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SANA(3月23日付)が伝えた。
AFP, March 23, 2024、ANHA, March 23, 2024、‘Inab Baladi, March 23, 2024、Reuters, March 23, 2024、SANA, March 23, 2024、SOHR, March 23, 2024などをもとに作成。
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