イスラエル軍がアレッポ国際空港近くを爆撃し、軍関係者ら52人が死亡(2024年3月29日)

国防省はフェイスブックの公式アカウント(https://www.facebook.com/mod.gov.sy/)を通じて声明を出し、イスラエル軍が午前1時45分頃、アレッポ県南東のハマー県イスリヤー村一帯上空を侵犯し、アレッポ県農村の複数ヵ所を狙って爆撃を行い、民間人と軍関係者多数が死傷し、公共財産と私有財産に被害が生じたと発表した。

声明によると、この爆撃の数時間後、イドリブ県とアレッポ県西部で活動するテロ組織が無人航空機(ドローン)で、民間人を狙ってアレッポ市と同市周辺を攻撃しようとしていたと付言した。

SANA(3月29日付)が伝えた。

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シリア人権監視団によると、爆撃では、アレッポ国際空港に近いジャブリーン村近郊の教練センターにあるレバノンのヒズブッラーのミサイル保管庫複数棟が標的となり、シリア軍兵士36人、ヒズブッラーのメンバー7人、「イランの民兵」に所属するシリア人3人が死亡、数十人が負傷した。

また、サフィーラ市、カフルジューム村でも複数回の爆発音が確認された。

シリア軍は防空部隊がイスラエル軍のミサイルを迎撃したが、撃破には失敗した。

なお、シリア人権監視団が30日に発表したところによると、死者数はその後シリア軍兵士38人、ヒズブッラーのメンバー7人、「イランの民兵」に参加するシリア人7人となった。

AFP, March 29, 2024、ANHA, March 29, 2024、‘Inab Baladi, March 29, 2024、Reuters, March 29, 2024、SANA, March 29, 2024、SOHR, March 29, 2024、March 30, 2024などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

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