シャーム解放機構のウマル・ブン・アース旅団がイドリブ県南部でシリア軍に特攻自爆(インギマーシー)作戦を実施し、タジキスタン人戦闘員1人が死亡、またアレッポ市一帯に2度のドローンでの攻撃を試みる(2024年3月31日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シャーム解放機構のウマル・ブン・アース旅団がシリア政府の支配下にあるタリーシャー丘一帯のシリア軍陣地複数ヵ所を攻撃、シリア軍と戦闘となった。

この戦闘で、ウマル・ブン・アース旅団のタジキスタン人戦闘員1人が死亡した。

これに関して、シャーム解放機構に近いアスカリー・メディア(3月31日付)によると、ウマル・ブン・アース旅団が特攻自爆(インギマーシー)攻撃を敢行したと伝えた。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シャーム解放機構の支配地を離陸した無人航空機(ドローン)4機がアレッポ市一帯に飛来、シリア軍が迎撃した。

またその数時間後にも、シャーム解放機構の支配地を離陸したドローン複数機がシリア政府の支配下にあるアレッポ市郊外に飛来、シリア軍がこれを迎撃した。

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ラタキア県では、シリア人権監視団によると、シャーム解放機構とともに「決戦」作戦司令室を主導する国民解放戦線(シリア国民軍)に所属するアル=カーイダ系組織のシャーム自由人イスラーム運動が県北部でシリア軍兵士1人を狙撃し、殺害した。

AFP, March 31, 2024、ANHA, March 31, 2024、al-‘Askari, March 31, 2024、‘Inab Baladi, March 31, 2024、Reuters, March 31, 2024、SANA, March 31, 2024、SOHR, March 31, 2024などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

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