トルコ占領下の「オリーブの枝」地域内で、トルコ・シリア大地震の被災者を収容するためのモデル村が開村、ほとんどの住宅が武装集団メンバーの家族に支給(2024年4月5日)

アレッポ県では、シリア人権監視団やルダウ・アラビア語版(4月5日付)によると、トルコのNGOの一つウィファーク人道機構が、48年アラブ人(アラブ系イスラエル人)の支援を受けて、トルコ占領下の「オリーブの枝」地域内のジャンディールス町で、「ヌール住宅プロジェクト」の名でモデル村の建設の第1段階を完了し、開村した。

第1段階は、2023年2月6日のトルコ・シリア大地震の被災者を受け入れるとして、2月初めに着工、集合住宅48戸(1戸の面積は65平方メートル)、モスク1棟、学校1校、公園1つが建設された。

48戸のうち42戸が、シリア各県から避難してきたトルコの支援を受ける武装集団のメンバーの家族に配給された。

これらの家族は、武装集団によって接収されたクルド人の住居に居住していた。

被災者に配給されたのは6戸だけだという。

AFP, April 5, 2024、ANHA, April 5, 2024、‘Inab Baladi, April 5, 2024、Reuters, April 5, 2024、Rudaw, April 5, 2024、SANA, April 5, 2024、SOHR, April 5, 2024などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

SyriaArabSpring

Recent Posts