イスラエルがイランへのドローン攻撃と前後して、シリア南部の航空基地、レーダー・サイトを爆撃(2024年4月19日)

国防省はフェイスブックの公式アカウント(https://www.facebook.com/mod.gov.sy/)を通じて声明を出し、イスラエル軍が午前2時55分、占領下イスラエル(パレスチナ)北部方面から、南部地区の防空部隊陣地複数ヵ所を狙って攻撃を行い、物的損害が生じたと発表した。

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これに関して、RTアラビア語版(4月19日付)は、爆撃がスワイダー県のサアラ航空基地、アルザ村とスライハ村に設置されている空港施設にも及んだと伝えた。

一方、シリア人権監視団によると、イスラエル軍戦闘機複数機が19日未明に占領下ゴラン高原からシリア領空を侵犯し、ダルアー県イズラア市・カルファー村間に設置されている防空レーダー施設を狙って爆撃を実施、激しい爆発音が複数回確認された。

同監視団によると、イスラエル軍の攻撃に対して、シリア軍防空部隊は迎撃を行わなかったという。

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なお、ABCニュース(4月19日付)は、イスラエルが13日深夜から14日未明にかけてのイラン・イスラーム革命防衛隊による大規模報復攻撃への報復として、イラン領内のシャヒード・サラーミー基地(イスファハン)を攻撃したと伝えた。

ファールス通信(4月19日付)は、同基地近くで3回の爆発音が確認されたと伝えた。

これに関して、イラン空軍報道官は、無人航空機(ドローン)複数機が撃破されたとしたうえで、ミサイルに攻撃は行われていないと発表した。

ABC News, April 19, 2024、AFP, April 19, 2024、ANHA, April 19, 2024、Fars News Agency, April 19, 2024、‘Inab Baladi, April 19, 2024、Reuters, April 19, 2024、RT Arabic, April 19, 2024、SANA, April 19, 2024、SOHR, April 19, 2024などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

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