トルコ軍とシリア国民軍がアレッポ県北部を砲撃する一方、シリア軍は自爆型ドローンでトルコ占領下の「オリーブの枝」地域内のカッバーシーン村一帯を攻撃、シリア国民軍シャーム軍団の3人を殺害、10人以上を負傷させる(2024年5月7日)

アレッポ県では、ANHA(5月7日付)によると、トルコ軍とシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア地域民主自治局の共同支配下にあるマンビジュ市近郊のカーウカリー村、アウン・ダーダート村、ムフスィンリー村一帯を激しく砲撃、40発以上の砲弾が着弾した。

トルコ軍とシリア国民軍はまた、タッル・リフアト市近郊のシャイフ・イーサー村、カールーティー村を砲撃した。

これに対して、シリア軍はトルコ占領下の「オリーブの枝」地域内のクワンディー・マーズィン(ズーク・カビール)村を砲撃した。

一方、シリア人権監視団によると、シリア軍がトルコ占領下の「オリーブの枝」地域内のカッバーシーン村一帯の8ヵ所をイラン製の自爆型無人航空機(ドローン)で攻撃し、シリア国民軍に所属するシャーム軍団の司令官1人と護衛2人を殺害、メンバー10人以上を負傷させた。

AFP, May 7, 2024、ANHA, May 7, 2024、‘Inab Baladi, May 7, 2024、Reuters, May 7, 2024、SANA, May 7, 2024、SOHR, May 7, 2024などをもとに作成。

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