シャーム解放機構がイドリブ市入口に監視部隊を展開させるとともに、精鋭部隊を進軍させ活動家を威嚇(2024年5月15日)

イドリブ県では、テレグラムの「シリア革命の咆哮者たち」(https://t.me/s/mzmgr_syria)、シリア人権監視団によると、14日のイドリブ市の軍事裁判所前に設置されているテントで抗議行動を続けるデモ参加者に対するシャーム解放機構の総合治安機関の暴行とそれに伴う両者の衝突を受けて、シャーム解放機構はイドリブ市の入口に監視部隊を展開させた。

また、同機構のアブー・バクル・スィッディーク旅団、アリー・ブン・アビー・ターリブ旅団、サアド・ブン・ザイド旅団、ウマル・ブン・ハッターブ旅団が市内に進軍するなどして活動家を威嚇した。

これに対して、シャーム解放機構の支配下にあるイドリブ市、ジスル・シュグール市、ダルクーシュ町、アティマ村の国内避難民(IDPs)キャンプ群で、アブー・ムハンマド・ジャウラーニー指導者の打倒、逮捕者の即時釈放を訴える抗議デモが行われた。

アレッポ県でも、アビーン・サムアーン町で同様のデモが発生した。

 

AFP, May 15, 2024、ANHA, May 15, 2024、‘Inab Baladi, May 15, 2024、Reuters, May 15, 2024、SANA, May 15, 2024、SOHR, May 15, 2024などをもとに作成。

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