イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シャーム解放機構の総合治安機関が、シリア政府支配地からシャーム解放機構の支配地に入ろうとしたカッリー町出身の人民議会議員(氏名は明記せず)を逮捕、連行された。
拘束された人民議会議員は、2011年に「アラブの春」が波及した当初から反体制デモに参加する一方、最近ではアブー・ムハンマド・ジャウラーニー指導者の打倒を求めるデモにも加わり、シャーム解放機構から嫌がらせや圧力を受けていたという。
逮捕された際、この人民議会議員は、家族の前で総合治安機関の暴行を受けたという。
また、総合治安機関は、イドリブ市中心街で座り込みデモを呼びかけていた別の活動家1人も逮捕した。
これに関して、「シリア革命の咆哮者たち」はX(旧ツイッター)のアカウント(https://x.com/HmyrNdma19348/)で、逮捕されたのがファーティフ・アブドゥッラー・シャリート氏だと速報で発表した。
しかし、シリア救国内閣の内務省は、逮捕されたシャリート氏が議員ではなくて、人民議会議員選挙の立候補者だったと発表した。
以上の情報を受け、タアッカド(5月27日付)は、シリア人権監視団の発表が不正確だと結論づけた。
AFP, May 27, 2024、ANHA, May 27, 2024、‘Inab Baladi, May 27, 2024、Reuters, May 27, 2024、SANA, May 27, 2024、SOHR, May 27, 2024、Ta’akkad, May 27, 2024などをもとに作成。
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