シャーム解放機構の総合治安機関がイドリブ県ハーリム郡でシューラー評議会メンバーの幹部アブー・マーリヤー・カフターニー氏暗殺に関与したダーイシュのセルを摘発(2024年5月30日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シャーム解放機構の総合治安機関がダーイシュ(イスラーム国)のメンバーと疑われる指名手配者複数人を逮捕しようとしてハーリム郡内の民家1棟を強襲したが、指名手配者らが抵抗、戦闘となった。




総合治安機関は戦闘の末に、1人を殺害、1人を負傷させ、3人を拘束した。

指名手配者らは、4月4日にサルマダー市にある滞在宿泊施設内で殺害されたシャーム解放機構シューラー評議会メンバーのイラク人幹部アブー・マーリヤー・カフターニー氏(本名マイサル・ジュブーリー、通称アブー・ハムザ)の暗殺に関与していたとされる。

これに関して、シリア救国内閣の内務省はテレグラムのアカウント(https://t.me/moi_syriaa/)を通じて、ハーリム郡でダーイシュの細胞が立てこもっていた建物を強襲し、多数を殺傷、武器、弾薬などを押収したと発表した。

また、アブドゥッラヒーム・アトワーン総法務官(最高ファトワー評議会評議員)はテレグラムのアカウント(https://t.me/abomuhammad2022/)を通じて、逮捕された容疑者らが、カフターニー氏暗殺に関与していたことを明らかにした。

AFP, May 30, 2024、ANHA, May 30, 2024、‘Inab Baladi, May 30, 2024、Reuters, May 30, 2024、SANA, May 30, 2024、SOHR, May 30, 2024などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

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