スワイダー県では、スワイダー市のサイル広場(カラーマ広場)で、自由、体制打倒、国連安保理決議第2254号の履行、逮捕者釈放、人民議会拒否を訴えるデモを主催する団体(平和的デモ組織委員会)が、メディア関係者やカメラマンが通常陣取るモ会場の壇上に2つの爆発物が公然と仕掛けられているのを午前9時頃に発見したと発表した。
爆発物が発見されたのは、デモ参加者が会場入りする前で、広場の警備を担当する若者らが防弾シールドを着用して、爆発物を撤去、解体するために技術センターに運び出した。
主催団体を統括する弁護士のアイマン・シーブッディーン氏は「我々は爆発物からお前たちのメッセージを受け取った。お前たちを根絶やしにして、シリアとシリア人を救出する政治的変革を達成することを妨げるものは何もない」、「我々は平和的であり続ける。お前たちのたる爆弾で我々が怯えなかったように、お前たちの爆弾も我々を脅かすことはない」などと述べて、シリア政府の関与を疑い、非難した。
また、サイル広場では、その後、通常通り、抗議デモが行われ、数百人が参加、「アブー・ハーフェズ、お前の魂を呪う」、「人民は体制打倒を望む」、「バッシャールよ、我々にはお前は要らない」、「シリア万歳、バッシャール・アサドは倒れる」、「暴君よ」などと書かれたプラカードを掲げて、体制打倒や国連安保理決議第2254号の履行などを訴えた。
スワイダー24(6月7日付)、イナブ・バラディー(6月7日付)、シリア人権監視団などが伝えた。
AFP, June 7, 2024、ANHA, June 7, 2024、‘Inab Baladi, June 7, 2024、Reuters, June 7, 2024、SANA, June 7, 2024、SOHR, June 7, 2024、Suwayda 24, June 7, 2024などをもとに作成。
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