アサド大統領は、首都ダマスカスのラウダ・モスクを訪れ、イード・アル=アドハーの集団礼拝に参加した。
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集団礼拝は、シャイフ・アフマド・カフタルー複合施設のムハンマド・シャリーフ・サウワーフ博士が導師・説教師を務め、アサド大統領のほか、ムハンマド・アブドゥッサッタール・サイイド宗教関係大臣、政府、バアス党の関係者、イスラーム教法曹界幹部、市民らが参加した。
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アサド大統領は礼拝後に、急性骨髄性白血病と診断され、治療中のアスマー・アフラス夫人の健康状態について、ムハンマド・タウフィーク・ラマダーン・ブーティー師に訊かれ、イスラーム教の法曹関係者の前で次のように答えた。
彼女(アスマー夫人)の精神は崇高なものだ。シリアの人々からの呼びかけは、我々家族みなに大きな影響を与えている。我々はみな、病人の精神が治療の基礎をなしていることを知っている。
診断が下されたとき、彼女はこう言った。「1人の人間としていつも疑問を抱きます。前回と今(の病気)の背後にある世界の主の知恵とは何なのでしょう?」と。
難病を患い、その治療が困難であること、それを彼女は最初に思い浮かべた。だが、戦時中のシリアの家族に目を向けると、数段困難な状況にあった人たちがいた。背後には、他人、つまり病気、死別、貧困、あるいはそれ以外の問題であれ、過去数年にわたって苦しんできたシリアの家族の気持ちを感じるという知恵があるのだろう。
我々が知り得ない知恵の何たるかが分かる具体的な側面もあることもある。その一側面として、バランスのとれた人はおそらく、他人のことを自然に感じ取り、他人に同情を向けるものだ。だが、災難が襲われることで、人はより深く同情するものだ。
(シリアの人々の呼びかけは)家族にとっても、彼女個人のレベルにおいても貴重なものだ。数十万の人々に恩返しをするのは難しい。とは家、人々のために昼夜を問わず働くことが、人としてできる唯一のことだ。
家族がこうした困難状況にあるなかでも美しい点は、我々が順守すべき社会のありようが常に示されることだ…。運命と天命を信じるものは、「アッラーに讃えあれ」と言うことだろう。
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SANA(6月15日付)などが伝えた。
AFP, June 16, 2024、ANHA, June 16, 2024、‘Inab Baladi, June 16, 2024、Reuters, June 16, 2024、SANA, June 16, 2024、SOHR, June 16, 2024などをもとに作成。
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