アサド大統領は、シリアを訪問したロシアのアレクサンドル・ラヴレンチエフ・シリア問題担当大統領特使と首都ダマスカスで会談した。
会談のなかで、アサド大統領は、領土全域への主権を伸長し、あらゆるテロに対する戦いを継続するという姿勢に基づいて、シリアとトルコの関係修復にかかるすべてのイニシアチブに対して寛容な対応をとることを確認するとともに、こうしたイニシアチブがシリアおよび地域全体の安定を目指す関係国の意志を反映したものだと強調した。
アサド大統領は、シリアが常に関連するすべてのイニシアチブに積極的、且つ建設的に対処してきたとしたうえで、いかなるイニシアチブであれ、その成功は国家の主権と安定を起点とすると述べた。
一方、ウクライナ情勢については、ヴラジーミル・プーチン大統領による和平イニシアチブについて、ロシアとウクライナの平和的関係正常化の真の基礎をなすと評価、西側とウクライナがこれを拒否していることは、これらの国々が惨状の全責任を負っていることの証左だと指摘した。
これに対して、ラヴレンチエフ得しは、シリアとトルコの関係修復にかかるすべての国によるすべてのイニシアチブを支援することを確認、かつてにも増して仲介を成功させるにふさわしい状況になっているとの見方を示した。
SANA(6月26日付)が伝えた。
AFP, June 26, 2024、ANHA, June 26, 2024、‘Inab Baladi, June 26, 2024、Reuters, June 26, 2024、SANA, June 26, 2024、SOHR, June 26, 2024などをもとに作成。
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