シャーム解放機構の支配下にあるイドリブ県各所で、クルド民族主義勢力に対するシリア政府と反体制派の糾合を主唱するトルコのフィダン外務大臣の発言に抗議するデモ(2024年6月26日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シャーム解放機構の支配下にあるアティマ村の国内避難民(IDPs)キャンプ、カフルタハーリーム町、アリーハー市では、トルコのハカン・フィダン外務大臣の発言に抗議するデモが行われた。

デモは、フィダン外務大臣が5月25日に『ハバルトゥルク』紙(5月25日付)に対して、「シリアは、政府とと反体制派が糾合すれば、分離主義政党によるテロとの戦いにおける重要な一要素となるだろう」と述べたことを受けたもの。

デモ参加者らは、「聞け、フェダン、革命の人民は現場にいる」、「お前の発言はトルコのためだが、大義は我々にある」などと連呼し、拒否の意思を示した。

AFP, June 26, 2024、ANHA, June 26, 2024、Habertürk, May 25, 2024、‘Inab Baladi, June 26, 2024、Reuters, June 26, 2024、SANA, June 26, 2024、SOHR, June 26, 2024などをもとに作成。

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