トルコ占領下とシリア政府支配地を結ぶアレッポ県のアブー・ザンディーン村の通行所が再開されたことを抗議する住民らが通行所に侵入し、施設を破壊(2024年6月28日)

アレッポ県では、シリア人権監視団、イナブ・バラディー(6月28日付)によると、ロシアとトルコの合意に基づいて、トルコ占領下の「ユーフラテスの盾」地域内のアブー・ザンディーン村の通行所が前日に再開され、シリア政府支配地との通商が再開されたことを受けて、バーブ市や周辺農村の住民ら数十人が、ダイル・ザウル県やラッカ県からの国内避難民(IDPs)らとともに、通行所前で抗議デモを行った。

デモ参加者らが通行所の施設内に侵入し、すべての部屋を破壊した。

同様の抗議デモは、アアザーズ市でも行われれた。



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また、ハサカ県でも、シリア人権監視団によると、「平和の泉」地域の中心都市の一つラアス・アイン市で、住民ら数十人が、アブー・ザンディーン村の通行所の再開を拒否する抗議デモを行った。

AFP, June 28, 2024、ANHA, June 28, 2024、‘Inab Baladi, June 28, 2024、Reuters, June 28, 2024、SANA, June 28, 2024、SOHR, June 28, 2024などをもとに作成。

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