Categories: 諸外国の動き

パテル米国務省副報道官はトルコ政府とシリア政府の接近について、「シリアの体制と関わる際には、人道状況の改善、人権の向上、すべてのシリア人の安全状況の改善に向けた信頼できる措置が必要」と述べる(2024年7月2日)

米国務省のヴェダント・パテル副報道官は記者会見で、トルコ政府とシリア政府の接近について質問され、「どのような活動や作戦においても、民間人を危害から守る努力がなされなければならない」としたうえで、以下の通り述べた。

我々は、紛争の政治的解決に向けた正真正銘の進展がない限り、アサド体制との関係正常化は行わない。我々は、トルコを含む地域のパートナーに対して、シリアの体制と関わる際には、人道状況の改善、人権の向上、すべてのシリア人の安全状況の改善に向けた信頼できる措置が必要であると名言してきた。また、シリアの体制が国連安保理決議第2254号に基づく政治プロセスに協力する必要があることを地域のパートナーに対して強調してきた。

AFP, July 2, 2024、ANHA, July 2, 2024、‘Inab Baladi, July 2, 2024、Reuters, July 2, 2024、SANA, July 2, 2024、SOHR, July 2, 2024などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

SyriaArabSpring

Recent Posts