諸外国の動き(2014年7月3日)

イランのホセイン・エミール・アブドゥッラフヤーン外務副大臣は、シリア革命反体制勢力国民連立のアフマド・ウワイヤーン・ジャルバー議長がイラクのアルビル市を訪問し、イラク・クルディスタン自治政府のマスウード・バールザーニー大統領と会談したことに関して、ジャルバー議長を「シリア国民に資さない姿勢をとり、これまで以上にテロ組織に門戸を開こうとするだけの弱い人物」と批判した。

またアブドゥッラフヤーン副大臣は、バールザーニー大統領についても「時勢し、拙速な措置は避け、テロと対決することに集中し、憲法の枠組みのもと、イラクの国民統合の維持に努めるべき」と述べた。

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米国防総省のジョン・キルビー報道官は、シリアから搬出された化学兵器関連物質を積んだ米国船籍MVケープ・レイ(MV Cape Ray)が2日晩、イタリアのジョイヤタウロ港を出航したと発表した。

同船には危険性の高い化学物質約570トンが積まれており、2~3ヶ月をかけて同物質の無害化を行う。

AFP, July 3, 2014、AP, July 3, 2014、ARA News, July 3, 2014、Champress, July 3, 2014、al-Hayat, July 4, 2014、Kull-na Shuraka’, July 3, 2014、al-Mada Press, July 3, 2014、Naharnet, July 3, 2014、NNA, July 3, 2014、Reuters, July 3, 2014、SANA, July 3, 2014、UPI, July 3, 2014などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

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