ロシア軍が約50日ぶりにシャーム解放機構の支配下にあるイドリブ県とハマー県を爆撃、シリア軍も自爆型無人航空機で攻撃(2024年7月10日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、ロシア軍戦闘機1機がシャーム解放機構の支配下にあるイドリブ市近郊の1ヵ所(バースィル森)を爆撃した。

ロシア軍がシャーム解放機構の支配地を爆撃するのは、約50日ぶり。

ロシア軍戦闘機複数機はまた、ジスル・シュグール市近郊のガッサーニーヤ村一帯に対して3回、砂糖工場に対して1回、ハマーマ村近くの森林地帯に対して1回の爆撃を行った。

一方、シリア軍は、ダイル・サンバル村で車2台に対して、またシャンナーン村で住居1棟に対して自爆型無人航空機複数機で攻撃を行った。

なお、ジスル・シュグール市近郊への爆撃で、シャーム解放機構のメンバー1人が重傷を負い、11日に死亡した。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、ロシア軍戦闘機複数機がシャーム解放機構の支配下にあるガーブ平原のシャイフ・スィンドヤーン村を爆撃した。

AFP, July 10, 2024、ANHA, July 10, 2024、‘Inab Baladi, July 10, 2024、Reuters, July 10, 2024、SANA, July 10, 2024、SOHR, July 10, 2024、July 11, 2024などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

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