ダルアー県ジャースィム市で地元武装集団と軍事情報局傘下の民兵の衝突が続く(2024年7月11日)

ダルアー県では、シリア人権監視団、イナブ・バラディー(7月11日付)などによると、ジャースィム市では、フサーム・ハルキー(通称ブージー)が率いる地元武装集団と、ワーイル・ジャラム(通常ガビーニー)が率いる軍事情報局傘下の民兵の衝突が続き、迫撃砲の破片を浴びて重態となっていた地元武装集団のメンバー1人が死亡した。

また、民間人1人が狙撃され、負傷した(シリア人権監視団によると、戦闘で負傷していた若い男性1人が、その後22日に死亡した)。

両者の戦闘は、フサーム・ハルキーのきょうだいのイスマーイール・ハルキー(通称アブー・アースィム)が暗殺されたことを受けたもの。

このほか、サナマイン市で正体不明の武装集団が麻薬密輸業者の男性1人と元離反兵と思われる若い男性1人を銃で撃ち、殺害した。

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スワイダー県では、スワイダー24(7月11日付)によると、スワイダー市のサイル広場(カラーマ広場)で、活動家らが抗議デモを行い、自由、体制打倒、国連安保理決議第2254号の履行、逮捕者釈放、人民議会拒否を訴えた。

一方、地元武装集団が、10日に治安機関に若い男性1人が逮捕されてことへの報復として、シリア軍の士官4人と警官1人を拉致し、24時間以内に男性を釈放するようシリア政府側に要求した。

AFP, July 11, 2024、ANHA, July 11, 2024、‘Inab Baladi, July 11, 2024、Reuters, July 11, 2024、SANA, July 11, 2024、SOHR, July 11, 2024、Suwayda 24, July 11, 2024、July 22, 2024などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

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