ヒズブッラーが主導するレバノン・イスラーム抵抗はイスラエル北部(イスラエル占領下のレバノン南部)を10回攻撃する一方、アマル運動のメンバー1人が死亡したと発表(2024年7月13日)

レバノン・イスラーム抵抗はテレグラムの公式アカウント(https://t.me/mmirleb)で、7月13日の戦果について以下の通り発表した。

午後12時30分、マタット入植地一帯に集結するイスラエル軍部隊をロケット弾複数発で攻撃し、直接の損害を与える。

午後2時5分、ラーミヤー村にあるスパイ設備を攻撃し、直接の損害を与える。

(時刻明示せず)タイバ村などに対する攻撃への報復として、イスラエル軍が使用するマルガリオット入植地の建物複数棟を攻撃し、確実に損害を与えた。

午後2時32分、ベイト・ヒレル入植地一帯に展開するイスラエル軍部隊をファラク1ロケット弾複数発で攻撃し、直接の損害を与える。

(時刻明示せず)マヤン・バルク(キブツ)一帯に展開するイスラエル軍部隊をファラク1ロケット弾複数発で攻撃し、直接の損害を与える。

(時刻明示せず)マーリー村に対する暗殺攻撃への報復として、メトゥラ町をジハード・ミサイル1発で攻撃。

午後5時38分、ハニタ(キブツ)一帯に展開するイスラエル軍部隊をファラク1ロケット弾1発で攻撃し、直接の損害を与える。

(時刻明示せず)ハルダリー村に対する攻撃で民間人2人が死亡したことへの報復として、ハニタ(キブツ)をカチューシャ砲複数発で攻撃。

午後5時5分、占領下カフルシューバー村丘陵地帯のルワイサート・イルム陣地をロケット弾複数発で攻撃し、直接の損害を与える。

午後8時55分、タッル・シャアル陣地一帯に展開するイスラエル軍部隊をロケット弾複数発で攻撃し、直接の損害を与える。

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レバノン・イスラーム抵抗はまた、アマル運動のメンバー1人が死亡したと発表した。

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イスラエル軍はテレグラムの公式アカウント(https://t.me/idfofficial)を通じて以下の通り発表した。

午後12時36分、先ほど、ダイル・ミーマース村地域で飛翔体を発射しようとしているヒズブッラーのテロリスト2人を確認、イスラエル軍がこれを攻撃。また、カフルカラー村、アルマー・シャアブ村地域を砲撃し、脅威を排除。

午後3時37分、多連装ミサイルが本日早く、レバノン領内からの不審な飛翔体2つを撃破。1時間ほど前、ザルイット入植地、マルガリオット入植地、マヤン・バルク(キブツ)地域に多数の飛翔体が発射される。

午後6時12分、キリヤット・シュモナ入植地で午後3時30分に警戒警報が発令され、約10発の砲弾がレバノン領内から発射されたのを確認、ほとんどを迎撃。マヤン・バルク(キブツ)地域への飛翔体の飛来を受けて、フーラー村地域の飛翔体発射地点を攻撃。ザルイット入植地に飛翔体を発射した発射台も攻撃。さらに、アイター・シャアブ村地域でヒズブッラーのテロリスト1人が活動していた軍事施設1ヵ所を攻撃。

午後9時47分、午後7時15分に警報が発令され、約15発の砲弾がレバノンから発射されたのを確認、多連装ミサイルがほとんどを迎撃。迎撃に際して落下した破片によってイスラエル軍兵士1人が重傷を負う。このほかカフル・タブニート村地域で活動するヒズブッラーの野戦指揮官1人を攻撃。

午後11時33分、1キリヤット・シュモナ入植地に対して飛翔体を発射したラッブ・サラースィーン村地域の発射台、アイター・シャアブ村のテロ・インフラ、ウダイサ村地域の監視ポスト、カフルカラー村のテロ・インフラ、フーラー村のテロ・インフラや軍事施設などを1時間ほど前に攻撃。

AFP, July 13, 2024、ANHA, July 13, 2024、‘Inab Baladi, July 13, 2024、Qanat al-Manar, July 13, 2024、Reuters, July 13, 2024、SANA, July 13, 2024、SOHR, July 13, 2024などをもとに作成。

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