スワイダー県で第4期人民議会選挙の投票に先立って、武装集団が警察署を襲撃、抗議デモ参加者が投票箱を奪い、燃やす(2024年7月14日)

スワイダー県では、シリア人権監視団、スワイダー24(7月15日付)、ANHA(7月15日付)などによると、武装集団がスワイダー市の警察署をRPG弾で攻撃、警察官と撃ち合いとなった。

また、マズラア町、ムルダク村、クライヤー町で、15日に投票が予定されている第4期人民議会選挙の投票箱設置に抗議するデモが行われた。

マズラア町では、デモ参加者らは、投票所から投票箱を持ち去り、ムルダク村では、タイヤを燃やすなどして道路を封鎖、投票箱の搬入を阻止した。

クライヤー町でも、デモ参加者が投票箱を奪い、路上で燃やし、抗議の意志を示した。

このほか、スワイダー市のサイル広場(カラーマ広場)では、活動家らが抗議デモを続け、自由、体制打倒、国連安保理決議第2254号の履行、逮捕者釈放、人民議会拒否を訴えた。

また、ウルマーン村、カナワート市、クライヤー町、サリーム村で活動家らが第4期人民議会選挙の投票所を襲撃し、投票箱を燃やし、クライヤー町では、活動家らが投票所を閉鎖した。

ジュナイナ村では、活動家らが投票箱の設置を拒否した。

AFP, July 14, 2024、ANHA, July 14, 2024、‘Inab Baladi, July 14, 2024、Reuters, July 14, 2024、SANA, July 14, 2024、SOHR, July 14, 2024、Suwayda 24, July 14, 2024、July 15, 2024などをもとに作成。

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