アサド大統領はロシアを電撃訪問し、首都モスクワでヴラジーミル・プーチン大統領と会談した。
SANA(7月25日付)によると、アサド大統領は会談のなかで、シリアとロシアは困難な課題を経験、それを常に克服してきたとしたうえで、両国および両国民の関係がよりどころとしている相互の信頼と信用を高く評価した。
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RT(7月25日付)が複数の独自筋の話として伝えたところによると、訪問の中東における政治・軍事情勢の進捗と、これに対する共同で対処する方途について議論することを主な目的とした。
会談では、アサド大統領とトルコのレジェップ・タイイップ・エルドアン大統領の会合については議論されず、プーチン大統領もアサド大統領に会合への出席を要求しなかかったとのこと。
同筋によると、プーティン大統領は6月26日にシリアを訪問したアレクサンドル・ラヴレンチエフ・シリア問題担当大統領特使を通じて、トルコとの関係正常化に関するアサド大統領の姿勢を完全に把握しており、シリアの領土からのトルコ軍の撤退とシリア北部におけるテロ組織との戦いが基礎となることを認識していたという。
会談ではまた、両国経済関係の強化についても意見が交わされ、プーチン大統領は、それが政治および軍事関係のレベルにまで高めたいとの意志を示した。
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一方、ロシア大統領府のドミトリー・ペスコフ報道官は、会談について、「シリア周辺地域の政治的解決と情勢についての議論が会議の主要なテーマだった」としたうえで、ウクライナ情勢への対応については議論されなかったと述べた。
AFP, July 25, 2024、ANHA, July 25, 2024、‘Inab Baladi, July 25, 2024、Reuters, July 25, 2024、RIA Novosti, July 25, 2024、RT, July 25, 2024、SANA, July 25, 2024、SOHR, July 25, 2024、TASS, July 25, 2024などをもとに作成。
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