シリア軍がイドリブ県で自爆型無人航空機複数機を使って攻撃(2024年7月29日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、「決戦」作戦司令室がシリア政府の支配下にあるカフルナブル市の森林地帯、ダーディーフ村を砲撃した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

これに対して、シリア軍はザーウィヤ山地方のマジュダリヤー村一帯で、民間の自動車複数輌を狙って自爆型無人航空機3機で攻撃を行った。

「決戦」作戦司令室は、ダイル・ザンバル村一帯でシリア軍の自爆型無人航空機1機を機関銃で撃墜した。

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ラタキア県では、シリア人権監視団によると、「決戦」作戦司令室に所属する沿岸師団がシリア政府の支配下にあるカルズ村の渓谷地帯に潜入、シリア軍国境警備隊の士官(中尉)1人と下士官1人を殺害した(31日死亡し、負傷していた別の士官1人も死亡した)。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、タファス市で正体不明の武装集団が、麻薬密売人と見られる2人を銃で撃ち殺害した。

AFP, July 29, 2024、ANHA, July 29, 2024、‘Inab Baladi, July 29, 2024、Reuters, July 29, 2024、SANA, July 29, 2024、SOHR, July 29, 2024、July 31, 2024などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

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