シリア軍がシャーム解放機構の支配下にあるイドリブ県各所を自爆型無人航空機で攻撃(2024年7月31日)

イドリブ県では、ホワイト・ヘルメットなどによると、シリア軍がシャーム解放機構の支配下にあるシャンナーン村、ファルカヤー村、ダイル・サンバル村近郊を自爆型無人航空機6機で攻撃し、シャンナーン村では民間の車2台を、ファルカヤー村では1台を破壊、民間人複数人を負傷させた。

シリア人権監視団によると、攻撃に使用された自爆型無人航空機は7機、うち3機がシャンナーン村、2機がファルカヤー村、1機がダイル・サンバル村の攻撃に使用され、1機はシャーム解放機構がマジュダリヤー村一帯で撃墜した。

シリア人権監視団によると、シリア軍はまた、シャーム解放機構の支配下にあるアーフィス村、マジャーリズ村を砲撃した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がシャーム解放機構の支配下にあるカフル・タアール村を自爆型無人航空機1機で攻撃した。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、「決戦」作戦司令室が、シリア政府の支配下にあるタンジャラ村一帯を砲撃した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

AFP, July 31, 2024、ANHA, July 31, 2024、‘Inab Baladi, July 31, 2024、Reuters, July 31, 2024、SANA, July 31, 2024、SOHR, July 31, 2024などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

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