イドリブ県では、シャーム解放機構の支配下にあるイドリブ市で、イドリブ国際図書展が開幕し、シャーム解放機構に近いアンバー・シャーム通信社がフェイスブックのアカウント(https://www.facebook.com/AgencyNewsSham)、反体制派支配地で活動するメディア政策会社のクリエイティブ・インセプションが運営するフェイスブックのアカウント「クリエイティブ・ニュース」(https://www.facebook.com/creativenewssy1/)などが、図書の展示会場、会場内で開催された絵画展示会、開会式の様子を撮影した映像や画像を配信した。
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X(旧ツイッター)で情報発信する「軍事監視団」(https://twitter.com/Military_OSTX/)によると、図書展には、内外の44の出版社が参加、15万冊の図書が展示・販売された。
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開会式は、アンバー・シャーム通信社によって中継され、シャーム解放機構が支配地の行政を委託するシリア救国内閣のムハンマド・バシール首班らの挨拶が配信された。
また、会場にはシャーム解放機構のアブー・ムハンマド・ジャウラーニー指導者が洋服で開会式に参加、会場での催しを観覧した。
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シャーム解放機構に批判的な反体制活動家が運営すると見られるフェイスブックのアカウント「アターリブ・ハドス:革命の砦」(https://www.facebook.com/news9102/?paipv=0&eav=AfZHekSwEHVMw2MQGYjfzToG604l-mkisX1pavDXBp3Jfc5hGz7QYgbCkPpxQ6DOXck&_rdr)などは、開会式で上映された映像「心のなかのダマスカス:ウマイヤ朝の首都」を観覧するジャウラーニー指導者が涙をぬぐったとして、映像を紅海した。
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反体制派支配地で活動するサウラ(革命)・ラジオは、YouTube(https://www.youtube.com/@RadioAlthawra)を通じて、開会式で、ダマスカス全域の解放、ロシア、イランの追放などを唱導する活動家の映像を配信した。
また、Xのアカウント(https://twitter.com/RadioAlthawra/)を通じてメディア活動家のハーディー・アブドゥッラー氏、ジャミール・ハサン氏らのインタビューを配信した。
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ハーディー・アブドゥッラー氏も、X(ツイッター)アカウント(https://x.com/hadialabdallah)やフェイスブック(https://www.facebook.com/HadiAlabdallah/)のアカウントを通じて、国際図書展についてのリポートを配信した。
なお、アブドゥッラー氏の最近のリポートは、シャーム解放機構の支配地の繁栄ぶり、同機構が主導する反体制武装集団への従軍取材が目立ち、各所で連日続けられているシャーム解放機構に対する抗議デモについては、7月17日のビンニシュ市でのリポートを最後に取り上げられていない。
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イドリブ市では、2021年から国際図書展が毎年開催されている。
2021年の第1回国際図書展は、9月4日から10日に開催された。
2022年の第2回国際図書展は、8月18日から15日に開催され、内外の15の出版社が参加した。
2023年の第3回国際図書展は、7月27日から8月5日に開催され、内外の33の出版社が参加、7万冊の書籍が展示、販売された。
AFP, September 5, 2024、ANHA, September 5, 2024、‘Inab Baladi, September 5, 2024、Reuters, September 5, 2024、SANA, September 5, 2024、SOHR, September 5, 2024などをもとに作成。
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