ヒズブッラーが主導するレバノン・イスラーム抵抗はイスラエル北部(イスラエル占領下のレバノン南部)を6回攻撃する一方、戦闘員1人が死亡したと発表(2024年9月10日)

レバノン・イスラーム抵抗はテレグラムの公式アカウント(https://t.me/mmirleb)で、9月10日の戦果について以下の通り発表した。

午後3時55分、占領下カフルシューバー丘陵地帯のルワイサート・イルム陣地を砲撃し、直接の損害を与える。

(時刻明示せず)西部ベカーア地方への暗殺攻撃、ザブディーン・ナバティーヤ街道沿線の住宅に対する攻撃などへの報復として、ネヴェ・ゼエフの第411大隊の砲台、ネリヤ山基地(ゴラン旅団の大隊本部が設置)をカチューシャ砲複数発で攻撃。

午後5時55分、アッバースィーヤ陣地を砲撃し、直接の損害を与える。

午後5時55分、ラーヒブ陣地を攻撃し、直接の損害を与える。

(時刻明示せず)西ベカーア地方に対する攻撃などへの報復として、北部軍団の予備本部、ガリラヤ師団の予備基地、アミアド(キブツ)の兵站庫を多数の自爆型無人航空機で攻撃。

午後5時51分、アッバード陣地のスパイ設備を攻撃し、直接の損害を与える。

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レバノン・イスラーム抵抗はまた、戦闘員1人が死亡したと発表した。

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イスラエル軍はテレグラムの公式アカウント(https://t.me/idfofficial)を通じて、レバノンのヒズブッラーとの戦況について以下のような発表を行った。

午前6時39分、イスラエル空軍が夜間、アイター・シャアブ村、ヒヤーム村、ナークーラ村地域にあるヒズブッラーの軍事施設を攻撃。ナークーラ村地域を砲撃。

午後6時32分、西ガリラヤ地方で午後4時21分に警報が発令され、約15発の飛翔体がレバノンから飛来、一部を迎撃。午後4時29分にササ(キブツ)、メロン山地域で警報が発令され、約30発の飛翔体がレバノンから飛来、一部を迎撃、一部は空き地に落下。これらの攻撃の直後、イスラエル空軍がマンスーリー村、ティーリー村地域のヒズブッラーのロケット弾発射装置を攻撃。その後、飛翔体1発がイスラエルに向けて発射される。このほか、イスラエル空軍はラシャーム村地域にあるヒズブッラーの軍事施設を攻撃。

午後10時53分、午後6時35~46分に上ガリラヤ地方で警報が発令され、複数の不審な航空標的がレバノンから飛来、一部を迎撃、アミアド(キブツ)に隣接する地域で複数の標的の落下を確認。イスラエル空軍はジュワイヤー村、ナバティーヤ市、マンスーリー村、カフルカラー村地域でヒズブッラーの武器製造施設、指揮所、軍事施設を攻撃。フーラー村地域の軍事施設でテロリスト1人を攻撃。

AFP, September 10, 2024、ANHA, September 10, 2024、‘Inab Baladi, September 10, 2024、Qanat al-Manar September 10, 2024、Reuters, September 10, 2024、SANA, September 10, 2024、SOHR, September 10, 2024などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

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