ラタキア県では、シリア人権監視団などによると、米主導の有志連合に所属すると見られる無人航空機1機が、ハマー県のドゥワイル・アクラード村に隣接する地域にある外国人戦闘員の本部を狙って爆撃した。
この本部には、モロッコ人、リビア人、イラク人、トルコ人、イラン人、チェチェン人指導者らがおり、爆撃によって1人が死亡、4人が負傷した。
これに関して、テレグラムの「シリア革命の咆哮者たち」(https://t.me/s/mzmgr_syria)は、新興のアル=カーイダ系組織のアンサール・イスラームの司令官の1人であるジャアファル・トゥルキー氏のグループの戦闘員2人、ジュンド・イスラーム大隊のアブー・アイユーブ・ガーブ司令官、アブー・アブドゥッラフマーン・ウサイド・ウルドゥンニー、アブー・ハムザ・シャーミー、シャーム解放機構が抑圧を試みてきた無所属の戦闘員複数人が死亡したなどと伝えた。
シャーム解放機構に近いメディア活動家のターヒル・ウマルはテレグラムで8人が死亡したと伝えた。
一方、反体制派メディア活動家らが運営するディフェンスはテレグラムで9人が死亡したと伝えた。
シャーム解放機構メンバーが運営するテレグラム(https://t.me/c/2061196402/2306)によると、死亡したのは、シャウフ・アブー・アブドゥッラフマーン(ウサイド・ウルドゥンニー)、マウラウィー・アブドゥルカリーム・バルーシー、アブー・アイユーブ・ガーブ・ハマウィー、アブー・ハムザ・シャーミー、ムッラー・アブドゥッラフマーン、アブー・アーイシャ・シャーミー、アブー・カターダ・シャーミー、アブー・ハムザ、フィダーイー・シャーミー(いずれも本名は不明)。
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アンサール・イスラームは、2001年にイラク北東部で結成された組織。
イスラーム国家の樹立、イスラーム体制の確立、イラクにおけるクルド人民の権利獲得と維持、などをめざしている。
サッダーム・フサイン政権の支援を受けていた、ダーイシュ(イスラーム国)に忠誠を誓ったなどと言われているが、組織自体はこれを否定している。
2003年以降、イラク人以外のアラブ人や外国人がメンバーとして参加していったとされ、2011年にシリアに「アラブの春」が波及し、武力紛争が発生すると、シリアに流入し、反体制活動を開始、ダマスカス県やダマスカス郊外県での戦闘、ハサカ県での戦闘、ラッカ市攻略戦、マンナグ航空基地(アレッポ県)攻略戦、アレッポ中央刑務所包囲戦、アレッポ市での戦闘、にハマー県と沿岸地方での戦闘、イドリブ県攻略戦に参加。
現在は、シャーム解放機構の支配地内で活動を続けているが、シャーム解放機構とは対立関係にある。
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一方、ジュンド・イスラームという名前は、ジュンド・イスラーム大隊、ジュンド・イスラーム旅団とは別組織。
AFP, September 24, 2024、ANHA, September 24, 2024、‘Inab Baladi, September 24, 2024、Reuters, September 24, 2024、SANA, September 24, 2024、SOHR, September 24, 2024などをもとに作成。
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