シャーム解放機構の支配下にあるイドリブ県各所でイスラエル軍によるヒズブッラーの中央司令部とされるビル群に対する爆撃を受けて、一部住民らが祝砲を撃ち、40人あまりが流れ弾で負傷(2024年9月28日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、イスラエル軍によるレバノンの首都ベイルート南部郊外(ダーヒヤ)のヒズブッラーの中央司令部とされるビル群に対する爆撃を受けて、シャーム解放機構の支配下にあるサルキーン市、ハザーヌー町、カッリー町、マアッラトミスリーン市にある国内避難民(IDPs)のキャンプで、27日深夜から28日未明にかけて、一部住民らが祝砲を撃ち、40人あまりが流れ弾で負傷した。

一部住民らは、トルコ占領下の「オリーブの枝」地域の中心都市のアフリーン市、「ユーフラテスの盾」地域のアアザーズ市、「平和の泉」地域のラアス・アイン市などでも祝砲を撃ち、爆撃に歓喜した。

なお27日深夜から未明にかけて、イドリブ市では、活動家らが時計広場などで攻撃に歓喜した。

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革命運動連合は声明を出し、イスラエル軍の爆撃によってレバノンのハサン・ナスルッラー書記長が死亡したことに祝意を示した。

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トルコで活動する反体制組織の一つシリア・イスラーム評議会は声明を出し、イスラエル軍の爆撃によってレバノンのハサン・ナスルッラー書記長が死亡したことに祝意を示した。

AFP, September 28, 2024、ANHA, September 28, 2024、‘Inab Baladi, September 28, 2024、Reuters, September 28, 2024、SANA, September 28, 2024、SOHR, September 28, 2024などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

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