ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団、シャームFM(9月28日付)などによると、イスラエル軍の無人航空機1機がクナイトラ県に近いバイト・サービル町の民家1棟を攻撃、中にいたパレスチナ人男性1人と妻が死亡、家族ら多数が負傷した。
これに関して、イスラエル軍は午前9時10分、テレグラムの公式アカウント(https://t.me/idfofficial)を通じて、イスラエル空軍がシリア南部におけるヒズブッラーのテロ・ネットワークのトップであるアフマド・ムハンマド・ファハドを殲滅したと発表した。
シリア人権監視団などによると、イスラエル軍戦闘機はまた、この攻撃の数時間後に、レバノン国境に近いトゥファイル村・アッサール・ワルド町間にあるヒズブッラーとともに活動するシリア人らが所有する貯蔵施設1ヵ所を攻撃し、これを破壊した。
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ヒムス県では、シリア人権監視団によると、イスラエル軍の無人航空機1機が、レバノン国境に近いクサイル市の農村地帯で車輛1輌を攻撃し、これを破壊、乗っていた1人を殺害した。
攻撃に対して、シリア軍防空部隊が迎撃を試みた。
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シリア人権監視団によると、イスラエル軍の攻撃は、9月に入って10回、今年に入って84回(うち67回が航空攻撃、17回が地上攻撃)となり、これにより159あまりの標的が破壊され、軍関係者221人が死亡、157人が負傷した。
同監視団によると、軍関係者の死者内訳は以下の通りである。
イラン人(イラン・イスラーム革命防衛隊):24人
ヒズブッラーのメンバー:43人
イラク人:19人
「イランの民兵」のシリア人メンバー(カーティルジー・グループ社も含む):59人
「イランの民兵」の外国人メンバー:17人
シリア軍将兵:52人
身元不明者:6人
パレスチナ人:1人
また、民間人も24人(女性5人と子供1人を含む)が死亡、36人あまりが負傷している。
攻撃の県別内訳は以下の通りである。
ダマスカス県、ダマスカス郊外県:35回
ダルアー県:16回
ヒムス県:19回
クナイトラ県:8回
タルトゥース県:3回
ダイル・ザウル県:1回
アレッポ県:2回
ハマー県:4回
AFP, September 28, 2024、ANHA, September 28, 2024、‘Inab Baladi, September 28, 2024、Reuters, September 28, 2024、SANA, September 28, 2024、SOHR, September 28, 2024などをもとに作成。
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